Kodakの蛇腹式カメラ Retina Ⅲc ファーストロール

Kodakの蛇腹式カメラ Retina Ⅲc ファーストロール

1957年生まれ、ドイツコダックが製造販売した蛇腹折りたたみ式カメラ、Retina Ⅲcを買いました。

個人的に1940~1960年代のフルマニュアルカメラのクラシックな見た目と操作性がとても好みなので、このカメラは私の心をいとも簡単に奪っていったわけです。



Retina Ⅲc(小窓)

発売日:1957年
Lens :Schneider-Kreuznach Retina-Xenon 50mm F2
SS   :1〜1/500s

 

カメラの特徴

1.携帯性
レンジファインダー・蛇腹式ということで、折りたたむとかなりコンパクトで手のひらに乗るサイズ。

2.ファインダー
Retina Ⅲcには小窓と大窓があって、大窓は『Retina Ⅲ”C”』と大文字表記のようです。
大窓の方が見やすいのでしょうけど、小窓はビジュアル的にバランスが良くて好きです

3.上部
上部のロゴが筆記体ですごく可愛いです。このロゴが無かったら買っていなかったと思います。

4.背面
背面に大きくKodakの文字がかっこいい。

5.巻き上げレバー
このカメラはレバーが底部にありますが使っていると慣れます。巻き上げの感覚はあまり滑らかではありませんが、底部に指を持っていき巻き上げるという動作がカメラの個性を感じさせて好きです。

 

二重像合致式のピント合わせのカメラを使ったことが無かったのと、露出計をあまり信用出来ていなかった為正直上手く撮れているか見るまではドキドキでした。

結果アンダーになってしまっているのが3枚とありましたが、ピントも合っていて意外ときちんと撮れていました。少しですが作例を載せます。

 

撮った写真

使用したフィルムはすべて 富士フイルム 業務用100 です。全体的に黄みがかっていて暖色気味の印象。

現像はフォトカノン戸越銀座店にお願いしました。

写りはやわらかさがありつつも細部はしっかりと表現されています。暖かみを感じられて私はとても好きな写りです。十分です。

フルマニュアルでのんびり撮影、一人旅に連れていきたいカメラだなと思いました。