こんにちは。
この度初めてのデジタルカメラIXY DIGITAL 10をお迎えしました。
オールドコンデジには以前から興味があって。
実家にIXYやCOOLPIXがあったのを思い出し、探し出したのですが、バッテリーの劣化やエラーで使える状態ではなく。
2003年のモデルということもあり重く厚みもあり無骨で好みではないデザインだったので、使えたとしてもカメラを選ぶ際に見た目を最重要視している私が持ち出すことは無かったでしょう。
CANON CAMERA MUSEUMで歴代IXYを見て一番見た目が好きなIXY DIGITAL 10を選び、購入しました。
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古さを感じさせないデザイン
2007年発売に発売されたIXY Digital 10は約710万画素。
最新のiPhoneが1200万画素なので比較するとまあこんなもんかという画素数。
しかし重さはなんと125g、サイズは85.9(W)×53.5(H)×19.4(D)mmとかなりコンパクト。
15年前の機種といっても最新のIXYよりもデザインがシンプルで近代的な印象を受けます。
多くの機種にある丸みがこの機種にはないので光沢感も控えめ。
背面も含め、気に入らないポイントがない優秀なデザインです。
小さいファインダーもついていて、すべてがかわいい最高のカメラ。
IXY Digital 10を買った理由
普段はフィルムカメラを使用している自分ですが、そもそも数年前までカメラには興味があるどころか好きではありませんでした。
ついにデジタルカメラを購入した自分に少し驚いています。
購入に至った理由は2つあります。
1つ目はフィルムカメラでの撮影頻度が減ったこと。
去年の10月までは首都圏に住んでいたのでフィルムカメラで撮影したフィルムはすぐ店頭で現像をお願い出来ていたのですが、今は北海道の僻地。
何本か撮り溜めてからまとめて郵送し現像をお願いしています。
しかし休みの日が少ない上、ここ3ヶ月ほど変化のない雪景色の中にいるとさすがに写真を撮る頻度は減ります。
早く写真を見たいのですが、いつまでも撮り終わらずフィルムが取り出せません。
デジタルカメラを買ってしまったらもっと頻度は減る気はしますが、フィルムは焦らずのんびり撮影しつつデジで撮った写真を早く見てみたいと思いました。
2つ目の理由は、”フィルムカメラでは撮らない写真”が存在することです。
撮影時にコスト面がよぎるのもそうなんですが、フィルムで撮りたい写真というのが割と明確にある(よくない)ので、少し違うなと思ったらシャッターを押すことをやめることが結構ある。
その場合はスマホで撮影することが多いのですが、やはりスマホはスマホ・カメラはカメラ。
スマホでの撮影行為は楽しくない上に、写真が記録のためのものになる気がします。
スクショした写真などと一緒にカメラロールに保存されるからでしょうか。
露出計をスマホアプリで代用しないのも同じ理由なんですが、カメラで撮るという撮影行為やその瞬間が好きなので撮影以外の機能が多いスマホをその過程の中に入れたくないのです。
伝わるかな。スマホ自体も、スマホに頼りすぎることもあまり好きではないんでしょうね。
そういった理由からコンデジを探していました。
コンデジを購入するにあたりRICOH GRシリーズの購入も検討していました。
ただこちらは高額なこともあり実機を触ってからがいいな〜と思っており、しかし日帰りで行ける範囲にお店がなかったので断念しました。
やっぱり小さいカメラに惹かれます。いつかは手に入れたい。
物を増やさないようにしているのに、図書館に読みたい蔵書がないと言い訳をして気になる本を見つけたらノータイムで購入してしまう。
北海道雄武町近辺の海。この日は暖かかったので流氷はほとんど見当たらなかった。
空の描写が柔らかくてとても好き。
撮ってみて
画質は最新のスマホに劣りますが、柔らかくて素朴な写りの印象です。
昔から個人的に、最新のレンズで撮った細部まで細やかに描写されていたり輪郭や境界がはっきりしている写真ってどうしても違和感があるのですが、その理由は”視力が悪い”からなのかも…と思いました。
オールドレンズやトイカメラの”よく写らない”感じが好き…というより見ていてしっくり来ることにも、納得がいきます。
自分の眼より優秀なレンズに嫉妬してしまう。
よく写っている写真が好きな方、視力がいいのでは(=見えている光景に近い)と思ったのですがどうでしょう?気になります。
写真は趣味なので誰のためでもありません。
他人を満足させられる写真やカメラでは無いけど、便利なスマホではなくあえてカメラで撮ることの楽しさを再認識しました。
メルカリで3000円もあれば購入できると思うので、気になった方はぜひ!