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Minolta AUTOCORD 初期型(1955年発売)
シャッタースピード : B、1s〜1/400s
レンズ : rokkor75mm F3.5
露出計 : なし
私のもとへ転がり込んできた二眼レフ。
見た目がとんでもなく好みで愛おしい。
千葉県銚子市に旅行に行ってきたのでその時の写真を載せていきます。
ファーストロールにしては上手に撮れたのではないかと思います。
撮影した写真
フィルムは kodak portra 400 を使用しました。
1枚目。とてもいい。
現像は戸越銀座のフォトカノンさんにお願いしました。
銚子で撮ってきたフィルムはブローニー含め全部で4本。
フィルムを預けて一週間経ちワクワクした気持ちで受け取りに行きました。
フォトカノンさんに現像を出すのは初めてだったのですが、ここは現像をお願いするとサンプルプリントを数枚同梱してくれます。
「こちらでお間違い無いですか?」と、受け取りの際の中身の確認で、プリントされたAUTOCORDで撮ったこの写真がこちらを覗いていて、それがまた素晴らしくて、静かに大興奮していました。
ファーストインプレッションがデータでは無くプリントされた写真で良かったです。
2日間とも天気が本当に良くて、portraの温かくて優しい光の描写が最高です。
銚子電気鉄道の無人駅、海鹿島駅。
新海誠監督のアニメ映画「秒速5センチメートル」に出てくる栃木県のJR両毛線 岩船駅を思い出します。
真冬で大雪の中ストーブに温まりながら深夜まで少年を待つ少女を見て最高に切ない気持ちになりました。
時期こそ違いますがこういった待合室の雰囲気はノスタルジックで、必要とされているんだかされていないんだか分からない雰囲気がたまりません。
電車を降りてしばらく滞在していましたが休日にも関わらず全く利用されている気配がありませんでした。
しかし残念。
最後の2枚は、巻き上げが上手くいかず被ってしまいました。
露出計ついていないカメラで撮ることに慣れていないので、果たしてきちんと撮れているのかと心配していましたが、甘いところもありますが案外いけました。
二眼レフは、構図を決めてスマホで露出を計り、絞りとシャッタースピードを調節して、ルーペでピントを合わせ、構図を確認し、ようやくシャッターを切れます。
まだ慣れていないので水平を撮ることもままならず1枚を撮るのに時間が掛かる。
その分じっくりと撮りたいものと向かい合っているので「静」が写真に現れていると感じました。