ひょっこり私の手元にやってきたminolta a303siは、私にとって初めてのフィルム一眼レフカメラでした。
今年祖父が亡くなり、その遺品が私の元へ来た。
祖母は私がフィルムカメラで撮っていることを知っていたので、使われてもいいつもりで手放したことと思いますが、それでも祖父のカメラを本当に私が使って良いのかなとか、そんなことを思いました。
ただ、中に撮影の終わっていないフィルムが装填されたままで、撮りきって現像に出してきて欲しいと母にお願いされました。
祖父が何を撮っていたか私も気になったわけですが、当時一眼レフで「綺麗に」撮ることに全く興味が無かった(むしろ毛嫌いしていた)ため、1ヶ月以上放置しました。
そんな私が撮ろうかなという気になったのはフィルムさんぽという都内近辺を撮り歩くというイベントに参加したことがきっかけでした。
そこで初めてフィルムカメラをやってる人と話したのですがとても楽しくて、一眼で撮りたい、もっと知りたい、という気持ちを家に持ち帰ることになりました。(それでも一眼レフに対して複雑な個人的な気持ちはありました)
そんな訳で、撮ってきて現像したのです。
15年前のフィルムを現像
写真を母に見せると15年前ほど前の旅行の写真らしい。全然写真撮ってなかったんだな。
フィルムはフジISO400のなにかだったと思います。見たことの無いフィルムでした。
私が後から撮った写真たちはコントラストが低いですね
図らずとも期限切れフィルムデビューでした
そうは見えないけれど、この日は真夏の茹だるような暑さと青空の日でした。
ともかく、祖父の撮った写真を見ることができて良かった。
カメラの話したかったなあ、なんて。
おばあちゃんに恐る恐るこれからも使っていい?と聞いたらもちろんと言ってくれた。
いつかは壊れてしまうかもしれないけど、大切に使おう。
(アイキャッチの写真と、この最後の写真は撮ってくれました!素敵)