Minolta XEのファーストロール。柴又散策。

Minolta XEのファーストロール。柴又散策。

Minolta XE

発売:1974年11月
絞り優先式AE一眼レフ(35mm)
最大シャッター速度:1/1000


中古カメラ屋さんで買うぞ!の手前で店員さんも気づかなかった不良が発覚し、一度は諦めたのですがやはり欲しく、ヤフオクで落としました(彼が)。

ブラックのボディがとても格好良くてお気に入りです。

重量は775gでサイズも一回り大きいですが、その分ブレにくいので安心感があります。




Minolta XEを手に入れた翌日、試写をするために東京都葛飾区にある帝釈天へ行きました。

 

camera : Minokta XE 
lens : MD ROKKOR 50mm f1.7
film : Kodak ULTRAMAX 400

 

金町〜葛飾をさんぽ

JR常磐線に乗り金町駅で降りた。

目的地の最寄り駅ではないけれど、乗換アプリから22分歩けとのお達しが下ったので歩きます、歩きます。

帝釈天は過去に来たことがあった。

小学生から中学生くらいまで、家族4人と、母の姉と娘とおばあちゃんとで、毎年年明けから少し落ち着いた1/6くらいに。

 

初詣に行く前に、お昼は必ずいつものラーメン屋に行っていたことを、駅から寄り道をしながら歩きながら思い出した。

お腹はあまり空いていないのだけれど、帝釈天と同じで懐かしさに惹かれそのラーメン屋にふと行きたくなった。

しかし、車で来ていたのでどの当たりにお店があったのかイマイチ土地勘がわからない。

 

電車が地上を走っていて、踏切のある街が好きです。

踏切は渡るのに時間が掛かるし決して便利なものでないけれど、街の中を走ることによって電車が街と共生しているなと感じるのです。


金町駅から柴又駅に到着し、目的のお店を探すためにGoogle mapを開く。

駅から少し離れていたものの、すぐに見つかった。

「旭屋」という中華料理屋さんでした。

口コミとして投稿されている写真ですぐ目に飛び込んできたのは内装の写真で、奥に座敷があって、懐かしさがこみ上げてきた。

というか、お店が潰れていなくて本当によかった。

 

着いたのは開店してから10分後のこと。ここに来るまでほとんど人に出会わなかった。

お客さんいるのかな?一人行動は得意だけど、開店したての客が自分しかいない感じが苦手で、お店の前で狼狽えた。

すると、材料を外に取りに行っていたのかおばちゃんがお店に戻ってきて、「カメラすごいね、この辺撮りに来たの?」なんて声を掛けられてしまった。

少し話して、お店に入った。

 

思い出のお店

懐かしい。

いつも奥の座敷に座っていたのだけれどカウンターもテーブル席も漫画棚もすべてが記憶のままでした。

何も変わっていないのだけれど、お店が狭く小さく感じた。

私、大人になったんだなあ。

この日は曇天で冷え込んでいた。

おばちゃんが足元にストーブのあるテーブル席に案内してくれた。ありがとう。

普通のラーメンを注文した。

味は覚えていないのに、食べながら少し泣きそうになった。

素朴でとても美味しかった。

葛飾にくる機会があったらぜひ立ち寄ってみてください。

 

葛飾〜帝釈天

夕方からは友達との予定があったので悠長には過ごしていられず帝釈天へと向かいました。

  

屋台の出ていない帝釈天に初めてきました。

それでも本当に雰囲気が良い通りで、大好きです。

見える場所で飴を切っていたり、お団子を作っていたり、おせんべいを焼いていたり。子供の頃はそれを見るのが大好きでした。

あと、ここに来たら必ずくず餅とセキトメ飴を買ってもらっていました。

味が単純に好きだったというだけでなめていましたが、セキトメ飴は喉や咳に本当によく効くようです。

 

 

カメラのトラブルが続いていたので、ドキドキの試写でしたが問題なくきちんと写っていて安心しました。

雰囲気と色味が想像どおりで、素敵に仕上げてくれたフォトカノンさんにも感謝です。

 

ROKKORは輪郭がとても柔らかい印象を受けました。

そしてXEの操作感、巻き上げとシャッターフィーリングが言わずもがな最高です。

絞り優先AEを初めて使ったのも相まって便利でついパシャリパシャリと。

 

曇りの日は比較的シャッターを切れないのですが、この日は1本をあっという間に撮り終えました。

ボディの重さ以外は最高です。たくさん連れて歩きたいと思います。